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【対象疾病と来院までの対処方法】
熱傷(やけど)
まず、流水で十分に冷やしてから、タオルの上から氷の入ったビニール袋をあてて来院してください。水ぶくれがある場合は、水泡を破らないように注意してください。破ると、治りが遅くなるだけでなく、感染の原因になります。尚、顔面の熱傷の場合、鼻毛などが焼け焦げている場合は気管などにもやけどが及んでいる可能性がありますので救急車を呼んでください。
切り傷
傷口をガーゼでくるんで上から圧迫して来院してください。スライサーなどで指の先端を削ってしまった場合は、皮を捨てないでそのままお持ちください。縫合します。
擦り傷
以前は何度も消毒をすることが必要といわれていましたが、消毒によって組織を修復する成分まで除去してしまうため、水で洗って被覆剤で2,3日保護した方がきれいに治ります。この方法だとお風呂にも入れます。
従来、爪白癬の治療は 内服薬で行われています。それは従来の外用薬では爪の奥まで薬剤がしみこまず、効果不十分だったためです。最近、クレナフィン(一般名:エフィナコナゾール)が発売され、外用で治療が出来るようになりました。実際、効果はかなりあるようで、使用してみても比較的早く病巣が縮小するようです。妊婦さんの場合、内服は胎児の奇形誘発が報告されており使いづらかったのですが、外用薬が出来たことで安心して治療出来るようになりました。
どうぞ、ご相談ください。
水虫はなかなか治らないというイメージがありますが、根気よく、また、正しい治療を行うと必ず改善されます。がんばって水虫の治療を行いましょう!
水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因になる感染症で、白癬というのが正式な呼び名です。白癬は足にできれば足白癬、手にできれば手白癬、爪にできれば爪白癬というように感染してしまった場所で呼び名がちがいます。
通称、水虫は白癬菌というカビが原因であり、その由来というのは、昔々田植えをしていた人が足に水膨れのようなものができ、痒みにおそわれたことから水虫といわれるようになったそうです。
水虫を完全に治療するには、根気強い治療が必要になります。水虫の症状が冬季になって治まっても、完治していないと気温と湿度が上がれば再発する可能性も充分にあります。
・水虫の外用薬
水虫の薬には内服薬もありますが、やはり一般的に使用されるのは、外用薬になります。 水虫の外用薬には、市販されているものや、皮膚科でもらうものなどのちがいや、成分はもちろんのことクリーム状のものや軟膏タイプのものがあります。まず、使用回数を守ること、塗る前に患部を清潔にしておき、患部が乾燥した状態で使用することを心がけましょう。
・水虫の内服薬
水虫で内服薬が使用される場合は、皮膚のかなり奥まで水虫が入り込んでおり場合や、爪の中に出来る爪白癬の場合は抗菌薬の外用は無効になるため内服薬(テルビナフィン)が使用されます。
当院では様々な抗菌薬を準備してお待ちしております。
ケガ、すり傷、切り傷、治りにくい傷、やけど、床ずれ、など
通常の浅い傷は消毒をして押さえ込むだけで十分に治りますが、口が開いてしまっているキズには特殊な処置が必要になります。
比較的浅く脂肪層までで止まっていて、長さも5cm位までならサージカルテープという絆創膏で傷口を合わせて、出血しない程度に圧迫をしておけば良いケースもありますが、それより深かったり関節にキズがかかっている場合には、縫合処置が必要になります。
皮膚の傷は大抵、抜糸が必要な絹糸かナイロン糸(写真右)などの非吸収糸になります。また、皮膚の下側の組織の場合には抜糸の不要な吸収糸(写真左)が使われることもあります。
特に、顔などは非吸収糸を使います。吸収糸は、組織と反応し炎症反応を起こさせ組織に同化していくため皮膚に用いると大きな傷跡を残すため使用できません。
顔の傷の場合には、細い糸で間隔を狭く緩く縫う必要があります。
【ご注意】
薬局で市販されている、キズドライスプレーやキズパワーパッドは使用しないでください。
①キズドライスプレーは、使用した場合まず100%化膿します。これを使用された場合には来院されても処置できないことがありますのでご注意ください。
②キズパワーパッドは、粘着力が強すぎて剥がすときに組織に大きなダメージを与えるため使用しないでください。
特に熱傷に貼ると、水疱が破れて返って治りが悪くなる上、感染の原因になるため使用しないでください。
この二つは、効能書では病院に行かなければならないキズには使用しないことになっていますのでご注意ください。
新宿区四谷の四谷三丁目駅・四谷駅近くにある「まがり医院」では、内科・外科・循環器科内科・小児科・予防接種・特定健診など、幅広く診療しています。お薬は院内処方です。